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「アメノミナカヌシ様、お助けいただきましてありがとうございます」。少し不思議な響きのあるこの言葉に、安心を覚える人もいれば、距離を感じる人もいるかもしれません。
はじめに正直なことをお伝えします。わたしには、「これを唱えたら人生が変わった」というような、劇的な体験談はありません。それでも、わたしはこの言葉を、お参りのときなどに、静かに口にしています。
ここでは、わたし自身がこの言葉とどう付き合っているか、そしてそこで生まれる感謝の気持ちについて、ありのままにお話しします。
何かが必ず起こる、という話ではありません。信じる必要はありません。合わないと感じたら、無理に続けなくて大丈夫です。あくまで「そう感じる人もいる」という範囲の、やさしいお守りのような言葉です。
「アメノミナカヌシ様…」とは、どんな言葉でしょうか
「アメノミナカヌシ様(天之御中主様)」は、日本神話で、いちばん最初に現れた中心的な神さまとして語られる存在です。
この「アメノミナカヌシ様、お助けいただきましてありがとうございます」という言葉は、日本一の納税者として知られる斎藤一人さんが紹介している言葉のひとつとして知られています。
この言葉のいちばんの特徴は、「どうか助けてください」というお願いではなく、「すでに助けていただいた」という前提で、先に感謝を伝える形になっているところです。わたしは、これは願いごとの言葉というより、感謝の言葉なのだと感じています。
わたしと、この感謝の言葉のお付き合い
お参りやお盆に、手を合わせて唱えています
わたしがこの言葉を口にするのは、神社へお参りに行ったときや、お盆に帰省して、仏様やご先祖様に手を合わせるときです。
正直に言うと、唱えたからといって、何か特別なことが起きるわけではありません。それでも、わたしは続けています。手を合わせて、この言葉を静かに伝える。その時間そのものが、心を落ち着けてくれるように感じるからです。
わたしが斎藤一人さんの言葉に出会えたのは、オーディブル――耳で聴く本が、きっかけでした。
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「危ない場面で言うと大事に至らない」と言われるけれど
斎藤一人さんは、たとえば事故になりそうな危ない場面でこの言葉を言うと、大きな事故が小さな事故ですむ、というようなお話をされているそうです。
ただ、これも正直に打ち明けます。車を運転していて、ヒヤッとした場面が、わたしにも何度かありました。でも、本当にとっさの瞬間には、そんな言葉はとても言えません。それが、わたしの実感です。
だからわたしは、緊急のときに唱えようとは思っていません。落ち着いてお参りができるときに、ゆっくり感謝を伝える。それくらいの距離感で、十分だと思っています。
守られているのかな、と感謝の気持ちが生まれる
面白いもので、ヒヤッとした出来事が、大事に至らずにすんだとき。わたしは、こんなふうに思うようになりました。
「ああ、これもご先祖様のおかげかな」「アメノミナカヌシ様に、守ってもらえたのかな」と。すると、ふっと守られているような、あたたかい感謝の気持ちが、胸にわいてくるのです。
見えない力が、本当に事故を防いでくれたのかどうか。そんなことは、わたしにはわかりません。そこは、人それぞれでいいと思います。ただ、わたしの場合は、この言葉を通して、感謝の気持ちが生まれる。その感謝そのものが、わたしの心の支えになっているのは、確かなことです。
同じように「大丈夫、なんとかなる」や「ついてる」に支えられてきた話は、なんとかなるの体験談やついてるの体験談にも書いています。
「効果」「人生が変わる」と検索されるけれど
この言葉について調べると、「金運や健康が良くなった」「人生が変わった」といった体験談が紹介されていることもあります。
ただ、それらは、その人の背景や状況が大きく関わっているもので、この言葉だけのおかげだと、はっきり言い切れるものではありません。
- 感謝を口にすることで、気持ちの向きが少し前に戻った
- 必死に何かを変えようとする力みが、一瞬ゆるんだ
- 自分を責め続ける時間が、少し止まった
本当のところは、その程度の、心のちいさな変化なのかもしれません。大きな奇跡を期待しなくても大丈夫です。何も感じなくても、あなたが間違っているわけではありません。
無理のない、この言葉の唱え方
特別な作法はいりません。わたしのやり方も含めて、肩の力が抜けるコツのようなものを、お伝えします。
- お参りのときに、感謝として伝える。神社やお墓、仏壇の前で、手を合わせて静かに唱えると、自然に気持ちが落ち着きます。
- 心の中で繰り返すだけでも十分。声に出しても、出さなくても、どちらでも大丈夫です。
- 回数もタイミングも、正解はありません。合わないと感じたら、やめていいのです。
「アメノミナカヌシ様…」と一緒に、「大丈夫、なんとかなる」や「だんだんよくなる」を口にする人もいます。どれも、やさしい言葉です。心にいちばんしっくりくるものを選んでみてください。
うまく唱えられない・しっくりこない日について
もちろん、この言葉が、どうもしっくりこない、という日もあると思います。少し宗教的に感じて、身構えてしまう人もいるでしょう。それも、自然なことです。
そういうときは、無理に唱えなくて大丈夫です。合わないものを、がんばって続ける必要はありません。
そして、もし気持ちがずっと重く、ひとりで抱えるのがつらいときは、言葉だけでなんとかしようとしないでください。身近な人や、専門の相談窓口にそっと頼ることも、大切な「お助けいただく」方法のひとつだと思います。
よくある質問
Q. 毎日唱えないと、効果がないですか?
A. そんなことはありません。回数や日数の決まりはありません。わたしは、お参りのときなど、思い出したときに口にするくらいです。義務になってしまうと、かえって疲れてしまいますから。
Q. 信じていなくても、唱えていいのでしょうか?
A. 大丈夫です。信じるかどうかを決めなくても、手を合わせて感謝を伝える時間そのものが、少し心を整えてくれます。合わないと感じたら、やめてかまいません。
Q. ほかに、おすすめの言葉はありますか?
A. わたしは「大丈夫、なんとかなる」や「ついてる」も、よく口にしています。どれもやさしい言葉です。心にいちばんなじむものを、ひとつ選んでみてください。
まとめ|感謝の気持ちが、静かな支えになる
「アメノミナカヌシ様、お助けいただきましてありがとうございます」という言葉は、人生を変える魔法でも、願いを叶える呪文でもありません。唱えたからといって、何かが必ず起こるわけではないのかもしれません。
けれど、手を合わせてこの言葉を伝えるとき、「守られているのかな」というあたたかい感謝の気持ちが、そっと生まれます。その感謝そのものが、心の静かな支えになる。わたしは、そう感じています。
信じられなくても、構いません。しっくりこなくても、大丈夫です。
もし、ふと心が落ち着く瞬間がほしくなったら、お参りのときにでも、そっとこの言葉を唱えてみてください。その小さな感謝の時間が、あなたを静かに支えてくれることがあります。