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不機嫌でいるより、上機嫌でいたほうがいい。そんなことは、頭ではよく分かっています。分かっているのに、これがなかなかできない。上機嫌でいるのは、思っている以上にむずかしいことです。
今日は、「上機嫌でいたいのに、つい怒鳴ってしまう」という、わたしの正直な話を書きます。うまくできている自慢話ではありません。
※いつも上機嫌でいなきゃダメ、という話ではありません。できない日があって、当たり前です。そんな自分を、どう扱うか。そのあたりの話として、気楽に読んでみてください。
斎藤一人さんは「上機嫌」を「上気元」と書く
「上機嫌でいることが大切だ」という考え方を、わたしは耳で聴く本(オーディブル)で知りました。
それをお話しされていたのが、日本一の納税者として有名な実業家・斎藤一人さんです。斎藤一人さんは、上機嫌でいることは、それだけで周りを明るくする、最高の徳のようなものだ、というお話をされています。
ちなみに斎藤一人さんは、この言葉を、ふつうの「上機嫌」ではなく、独自に「上気元(じょうきげん)」と書きます。「気」は、自分の中からわき上がってくる元気や喜びのエネルギーのこと。ただ機嫌がいいだけでなく、その“上の気”を出していこう、という願いが込められた当て字なのだそうです。
聞いたときは、「まあ、そうだろうな」と、素直に思いました。不機嫌な人がそばにいると、こちらまで気が重くなります。上機嫌な人がいると、その場がふっと軽くなる。だれもが、経験のあることだと思います。
わたしが、ゆるく意識していること
とはいえ、特別なことはしていません。わたしが意識しているのは、これくらいです。
- 人の悪口や、地獄言葉を言わないようにする
- 人と会うときは、大きな笑顔とまではいかなくても、少し口角を上げる
- だれかのいいところは、口に出して言う
ほんの少しのことですが、これだけでも、自分の機嫌が少し保たれる気がします。地獄言葉については、天国言葉の記事でもふれています。
正直な話——子育て中、つい怒鳴ってしまいます
ここからは、いちばん正直なところです。わたしは今、子育ての真っ最中です。そして、上機嫌でいることが、まったくできていません。
家では、子どもを注意したくなる場面が、一日に何度もあります。「上機嫌でいたほうがいい」と頭では分かっていても、つい声を荒げて、怒鳴ってしまうのです。
そのあとに、決まってやってくるのが自己嫌悪です。「ああ、また怒鳴ってしまった。自分は、まだまだだな」と、しょんぼりしてしまう。常に上機嫌でいるなんて、正直、わたしにはとてもできません。
まだまだ、修行が足りないのだと思います。でも、それが今のわたしの、正直なところです。
できない自分を、「許します」
では、怒鳴って自己嫌悪になったあと、どうしているか。わたしは、できなかった自分を、責めすぎないようにしています。
斎藤一人さんの天国言葉のひとつに、「許します」という言葉があります。わたしはこれを、他人にではなく、できなかった自分に向けて使っています。
「怒鳴っちゃったけど、まあ、いいか。許します」。「そんな自分も、大丈夫、大丈夫」。そんなふうに、自分に声をかけるのです。
いちばん大事なのは、できない自分を、見捨てないことだと思っています。上機嫌になれない自分を責め続けると、もっと機嫌が悪くなる。だから、まず自分を許してあげる。それが、遠回りのようで近道な気がしています。
不機嫌が“うつって”くるときは、少し距離を置く
もうひとつ、大事にしていることがあります。それは、身近に、愚痴や不機嫌が多い人がいるときの距離のとり方です。
不機嫌というのは、そばにいると、こちらにも“うつって”きます。まともに全部を受け止めていると、自分まで気持ちが重くなってしまう。
だからそういうときは、正面から注意して波風を立てるより、少しだけ距離を置いて、聞き流すようにしています。冷たいようですが、これは自分の機嫌を、自分で守るためです。自分が保てていないと、結局、まわりにもやさしくできませんから。
うまくいかない日は、言葉で乗り切る
正直に言うと、機嫌というのは、生活と地続きです。仕事や子育てがうまくいかないと、やっぱり不機嫌になってしまう。これは、なかなか避けられません。
そういう日は、わたしは前向きな言葉に助けてもらいます。「大丈夫、なんとかなる」「だんだんよくなる、未来は明るい」。こうした言葉をぽつりと口にして、その日をなんとか乗り切っています。
よくある疑問
Q. どうしても上機嫌でいられません。
A. わたしもです。いつも上機嫌でいる必要はないと思います。まずは「不機嫌を、まわりにまき散らさない」くらいから始めれば十分ではないでしょうか。
Q. 不機嫌になった自分を、責めてしまいます。
A. その気持ち、よく分かります。でも、責めるほど機嫌は悪くなっていきます。「そういう日もある」と、まず自分を許してあげてください。それが、いちばんの近道だと思います。
Q. まわりの不機嫌に、引きずられてしまいます。
A. 全部を受け止めなくて大丈夫です。少し距離を置いて聞き流すのは、逃げではなく、自分を守る大切な工夫だと思います。
まとめ——上機嫌になれない自分も、許しながら
上機嫌でいるのは、本当にむずかしいことです。わたしも、怒鳴っては自己嫌悪になる、その繰り返しです。
でも、できない自分を許しながら、また少しやってみる。その繰り返しでいいのだと、今は思っています。完璧な上機嫌を目指さなくて大丈夫です。
もし今、機嫌よくいられない自分を責めているなら。そんな自分も、どうか許してあげてください。不機嫌な日があってもいい。また明日、少し口角を上げてみる。それくらいの気持ちで、十分だと思います。